だからスマートフォンではPDAの代わりにならない

F-01Aというケータイが出た。
こいつが優れもので、ワンセグGPS付き。更には、Web、メール、メモ、スケジュールからのテキスト検索が行える。個人個人の使用方法に合わせたカスタマイズ性にも優れている。下手なスマートフォン顔負けである。
というか、携帯ガラパゴスの日本では、スマートフォンより携帯電話の方が高機能なのは有名な話。
その上、防水仕様だ。


雨をかぶったことが原因でZaurusを失った私としては、とてもうれしい仕様。
Zaurusを失って早半年。
ケータイをこいつに買い換えることで、その穴を埋めようかと思っていたが、いや待てよ。
せっかく高機能なケータイでも、場所が変わるとすべてが使えなくなることに気づいた。
病院である。


病院では、Zaurusを使って、次の通院日の予定チェックや、通院日と通院日の間の体調管理データのチェックをしていた。待ち時間中にこれらのチェックを行っていた。
ところがこれをケータイで行おうとすると、機能的には問題なく出来るのに、電源を切らなければならない以上、一切使えないのだ。
電話回線…電波を一切使わず、受信済みのメールやメモ帳、スケジュールからテキストの検索が行えればいいだけなのに。


携帯電話を最初に買ってから、もう11年。すさまじいスピードで進化しているケータイも、
携帯の電源を切ってください
の対策はまったく行われていない。

  1. 精密機械に干渉しない電波帯を使用する。
  2. 電波のみをOFFにする機能をつける。

1.は、技術やコスト以前に、法制度などの点もあり、とてもじゃないけど出来そうも無い。けども、2.は対応できるんじゃないだろうか?
電波の送受信部とその他の部分の電源供給を分けてしまうのだ。そして、電波送受信OFFのスイッチをつければいい。
そうすれば、電波の送受信無しで、高機能化しているいろいろな機能が使える。WinCEスマートフォンなら、ただのWinCE端末と同じ状態になる。
ケータイ関連技術者からすれば、素人の妄言かもしれない。採算が合わないかもしれない。
でも、これが出来なければ、ケータイ業界の頭打ち状態は変わらないんじゃないだろうか。少なくとも病院関係者、病院にいる時間が多めな病弱さん、航空機に搭乗する時間の多い人、精密電子機器操作関連の仕事に従事する人、これらの人達は高機能ケータイ、スマートフォンを買おうとはあまり思わないんじゃないだろうか。


ま。電波OFF機能にしてても、病院でケータイいじってたら怒られるんだろうな。
ぱっと見、電波OFFとONとの区別つかないから結局はケータイ使用禁止の状況は変わらないかもなあ…。


例え何かと話題のiPhoneを買っても、病院ではただの板にしかならないのだ…と思って気づいた。はじめからiPod Touch買えばいんじゃね?病院ではwifiもOFFにしておけばなお安心。と思って調べたら、JailbreakしないとwifiをOFFに出来無いっぽい……orz
っつーか、Jailbreak前提でiPod Touchありかもなあ……ってオチでした。


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