ソーシャル・レンダリング

ガイアの夜明け。今日は新しい形の個人間のお金取引。ってな感じでソーシャルレンダリングサービスのmaneoが紹介されていた。
お金を借りたい個人がお金を貸したい個人から借りる、SNS的な、オークション的なもの。
正直、予告を見てた時点ではかなり期待してたんだけども、番組を見ててちょっとがっかりした。あのモデルって、通用するのはサービス人口が少ない今の内だけじゃないの?ってのが正直な感想。
私は貸方(レンダー)としてしか参加する気は毛頭ないんだけども、テレビの内容やサイトを見た限りでは、一方的に借方有利なつくりになっている気がしてならない。貸方が借方を信用する為の材料が一切ないのだ。

  1. 借りる理由は借方の自己申告。
  2. 借方がどういう存在かは借方の自己申告。

わかることは、maneo登録時にmaneoの審査基準を通過する程度の生活レベルはあった。ということ。借り入れ時にも同じだという保証は無いし、そもそも、子供が大病を…とか書いてあったって、実際はFXの追証金に回されるのかもしれない。
仮にこれまでの返金状況優良メンバーだったとして、それって一般オークションと違って、借金常習者ってことだしなあ。
一応あぼーんしたらmaneoが契約してる取り立て屋が取り立てに行くとのことだけども、かなり目減りはしますよ。とのこと。
というか、このレベルの金利で返却が滞るってことは、破綻してるか返す気が無いかのどちらかと思うんだけどな。つまり自己破産かドロンの可能性が高そうな…。
これだけ借方有利だと、間違いなく詐欺がうようよ集まってくるだろうし、胴元のmaneoは「うちは一切リスクは負いませんよ」といいながら借方の情報も出さないってことだから、貸方はもう、借方の言ってることを鵜呑みにして半丁博打的に金を出すしかない気がする。
maneoはサイトでリスク分散を勧めているけど、それって「定期預金に比べると破格の金利が入るから多少信用度が低くてもきっと儲かる!」ってことですよね。ここ数年そういう感じのよく聞きます。信用度の低い借り手へのローン……ままサブプライムローンの構造じゃないですか。

借方が一方的に提示している情報以外の情報が提示されて、ドロンされた場合の保険程度のものは無いとどうにもならない気がする。
ストップやロスカットがあるだけFXの方がまだリスクが低い気がする。
とりあえずはもうちょっと情報を集めてみるつもり。